ギターコードの基本種類を全解説!初心者が覚えるべきなのは何種類?

ギターを練習し始めると「コードが多すぎる」「全部覚えなきゃいけないの?」「どれから覚えればいいの?」などの不安が出てくるでしょう。

実際、ギターのコードは数え切れないほどあり、これらをすべて覚えるのは大変です。しかし、実は曲で使われるコードの種類はある程度限られており、特に初心者が覚えるべきコードはそれほど多くありません。

そこで本記事では「ギター初心者が覚えるべきコード」を、厳選してご紹介します。何から覚えればよいかわからない、という方はぜひこの記事を参考にしてください。

ギターコードの種類は全部で何種類?

ギターのコードには、「C」のようにアルファベット一文字で表す「メジャーコード」、「Dm」のように大文字アルファベット+mで表す「m」コード、「AM7」や「Em9」のように数字のついたコードなど、さまざまな種類があります。

「aug」や「dim」などあまり使わない種類も合わせれば、10種類以上はあります。

これらが音階の数(ドレミファソラシド)だけあるので、全て合わせるとざっと70種類以上になり、とても覚えきれないと感じるでしょう。

しかし、なかにはほとんど使わないようなコードがあったり、同じ形をずらすだけでできたりするコードもあるので、初心者が実際に覚えなければいけないコードはそれほど多くありません。

本記事では、「初心者が覚えるべきギターコード」を厳選して紹介するので、まずはここからコードを覚えていきましょう。

初心者が覚えるべきギターコード2種類!

ギター初心者はまず、「M(メジャーコード)」と「m(マイナーコード)」を覚えましょう。

メジャーコードとは、大文字のアルファベット一つで表される明るい響きのコードです。例えば「C」や「A」など。

マイナーコードとは、大文字のアルファベット+小文字のmで表される暗い響きのコードです。例えば「Cm」や「Am」があります。

これらを音階の数、つまり「C、D、E、F、G、A、B」の7種類分覚えることから始めましょう。

7種類×2種類(Mとm)で14個覚えればOKですね。

これらの14種類は、「CM7」や「Dm7」などの複雑なコードの基本になります。

しかし、基本のコードとはいえ、押さえ方が少し難しいコードも混ざっているので、初心者の方は以下の記事で紹介している8つのコードから挑戦するのがおすすめです。

こちらの記事では、基本コード14個から押さえるのが難しいコードを省いた8つのコードを紹介しています。

次に覚えたいギターコード3種類!

基本のM、mコードを覚えられたら今度は「7(セブンス)系コード」を覚えましょう。

7系コードとは、基本のM・mコードを少しおしゃれにしたような感じ。

明るい7が2種類、暗い7が1種類の計3種類あります。

M7(明るい7コード)

明るい7コードの1つ目は「M7(メジャーセブンス)」コードです。「CM7(シーメジャーセブンス)」や「DM7(ディーメジャーセブンス)」のように、大文字アルファベット+M7で表記します。

このコードは、シンプルに「C」や「D」のようなメジャーコードを少しおしゃれにした、と思ってもらえば大丈夫です。

7(明るいけどちょっと暗い7コード)

続いて明るい7コードの2つめ「7(セブンス)」コードを覚えましょう。「C7(シーセブンス)」や「D7(ディーセブンス)」のように、大文字アルファベット+7で表記します。

7コードもM7コードと同様に、明るい7系コードなのですが、M7に比べると少し暗い雰囲気です。

最初はあまり違いがわからないと思うので、ひとまず明るい7系は2つあることだけ、覚えておきましょう。

m7(暗い7コード)

最後は暗い7コード「m7(マイナーセブンス)」です。「Cm7(シーマイナーセブンス)」や「Dm7(ディーマイナーセブンス)」のように、大文字アルファベット+m7で表記します。

このコードは、「Cm」や「Dm」のような、基本のmコードを少しおしゃれにした雰囲気です。

また、実は暗い7系コードには「m7(♭5)(マイナーセブンスフラットファイブ)」というコードもあるのですが、こちらはあまり使わないので、ひとまず覚えなくて大丈夫です。

効果的なギターコードの覚え方

コードは一つ一つが全くバラバラな形をしているわけではなく、基本のコードを少し変化させて作られています。

例えば、「AM7」コードは、基本の「A」コードの真ん中が1フレット分へこんでいる、と考えれば覚えやすいです。

「Dm7」コードは、基本の「Dm」コードの1弦の音が1フレット分ズレています。

このように基本のメジャーコードやマイナーコードからどのように変化しているかを考えると、コードは効率的に覚えられます。

このテクニックは、本記事では紹介していない「Asus4」や「Aadd9」などを覚えるときにも使えるので、ぜひ覚えておきましょう。

さらに詳しいギターコードの覚え方は、以下の記事で解説しています。

まずは基本のM、mコードから覚えよう!

本記事では、初心者が覚えるべき基本的なギターコードの種類について、解説しました。

ギターのコードは何十種類と存在しますが、初心者が覚えるべきコードはそれほど多くありません。まずは基本のM(メジャー)、m(マイナー)コードから覚えましょう。

その後、7系コードまで覚えられれば、かなり多くの曲を弾けるようになります。7コードなどを覚える際は、基本のコードからどのように変化しているかを意識すると、効率よく覚えられます。

基本のコードを覚えられたら、ぜひ曲練習に挑戦してみてください。

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