ギターコードを効率よく覚えるコツ【知らなきゃ損するコードの法則】

ギターのコードが多すぎて覚えられない
効率的な覚え方を知りたい

こんなお悩みを解決します。

いろんな曲を弾いていると使うコードは20個、30個とどんどん増えていきます。

これらを全て覚えていくのは大変ですよね。

しかし7個のコードを覚え、ある法則を当てはめるだけで30個ものコードが作れてしまうんです。
今回はそんな裏技的な法則を実例つきで解説します。

最後にはダイアグラム一覧表も作成しましたので、最後までご覧下さい。

ギターコードを簡単に覚えるための法則

その法則とは、1音ずらせば違うコードになるということです。

言葉だけじゃまだピンときませんよね。
実際に色んなコードを使って法則を学んでいきましょう。

Aコードから4種類のコードを作る

まずはA(メジャー)コードを押さえてみましょう。
最終的に覚えてほしいコードの一つですが、今は表を見ながらで構いません。

Amコードを作る

Am(Aマイナー)コードはAコードの暗いバージョンです。

今押さえているAコードの2弦2フレットの音を1つ左にずらして下さい。

実はこれでAmコードの完成です。

コードには明るさを決める音があります。
メジャーコード(明るいコード)の中の明るさを決める音を1つ左にずらすと、マイナーコード(暗いコード)になるんです。

明るさを決める音がAで言えば2弦2フレット(ダイアグラムの赤丸)なのです。
どうですか?

すごい簡単ですよね。

今度は明るさではなくお洒落さ、音の広がりを変えてみましょう。

AM7コードを作る

AM7コードは明るくお洒落な響きです。
Am同様、実際に変化させてみましょう。

真ん中3弦2フレットの音を左に1つずらしてください。

はい、これでAM7も完成です。
ずらす場所が変わっただけで変化の仕方は一緒ですよね。

「明るさを決める音」と「お洒落さを決める音」の2箇所があると覚えておきましょう。

この調子であと二つ変化させてみます。

A7コード

A7コードもAM7コードと同じで広がりのある、お洒落な響きです。
7のつくコードは、ジャズやお洒落なポップスでよく使われます。

AM7にしたときの3弦2フレットの音を、今度は左に2つずらしましょう。
2つということは、開放弦(0フレット)になるので指をそのまま離せばいいですね。

これでA7コードです。

Am7コード

Am7コードは暗いながらも、7コードらしいおしゃれな響きをもっています。
ここまでにやった、AmとA7を組み合わせることで作れます。

まずはAmコードを作る

AのコードからAmを作りましょう。
明るさを決める音を1つ左にずらすんでしたね。

2弦2フレットの音をずらしましょう。

Amが完成しました。

7要素を加える

次にお洒落さを変える音を変化させます。

3弦2フレットの音でしたね。
AM7ではなくA7と同じ変化をさせます。

3弦2フレットの音を2つずらして下さい。

この形がAm7です。

これでAのコードを変形させてAm、AM7、A7、Am7の4つが弾けました。

実は他のコードも法則は一緒なんです。
明るさを決める音、お洒落さを変える音があり、それをずらすだけです。

もう一つだけEを例に変形させてみましょう。

もう理解したという方は法則を知ればコードを全て覚える必要はないのコードダイアグラムから、好きなコードを変形させてみて下さい。

Eコードから4種類のコードを作る

まずはEコードを押さえて下さい。

この形を基本にEm、EM7、E7、Em7の4つのコードを作ります。

Emコード

Eの明るさを決める音は3弦1フレットの音です。
この音を1つ左にずらす(離す)とEmコードの完成です。

EM7コード

Eのお洒落さを変える音は4弦3フレットの音です。

この音を1つ左にずらします。

指の形が少しややこしいですが、法則は同じ「一音ずらすだけ」です。
どんどんいきましょう。

E7コード

先ほどの4弦3フレットの音を今度は2つずらし(離し)ます。

E7コードができました。

Em7コード

m7コードはmと7の変化を組み合わせるんでしたね。

まずは明るさを決める3弦1フレットの音を左に1つずらし、Emコードを作ります。

次にお洒落さを変える4弦3フレットの音を2つずらし(離し)ます。

Em7の完成です。

法則を知ればコードを全て覚える必要はない

ここまでやってみて、形で覚えた方が早いと感じた方がいるかも知れません。

「m,M7,7,m7の4種類」×「AとEの2種類」の8個ならそう大変ではないですね。
ですがこれが30個、40個となると話は変わります。

形で覚えると新しいコードを学ぶたびに×7個分覚えなければいけません。
しかし法則を知っていればすべて形で覚えなくてもいいのです。

なぜなら元のメジャーコードの形に法則を当てはめれば作れるから。
こう考えると法則を学んだ方がお得だと思いませんか?

今回は紹介していない9やaug、sus4といったコードでも使えるテクニックです。
ぜひここでしっかり身につけておきましょう。

もっとコードについて学びたい方には、この本がおすすめです

ギター・コードにはある一定の「ルール」が存在し、そのルールさえ覚えてしまえばおのずと使いたいコードのポジションを自由に導き出すことができるのです。

ここまで読んでくれたあなたに、変形手順の書いたコード表をプレゼントします。

形で覚えるのではなく、どこがどう変化してるかを考えながら自分で作ることを忘れないでください!

コードダイアグラム(PDF)

C、Gの一部のコードは、オープンコードではなくバレーコード(F、Bの形)にしないと押さえられません。
変化の仕方はF、Bと全く同じで、フレットが違うだけです。

バレーコードを違うフレットで押さえると、違うコードになるのも別の裏技的法則です。
詳しい説明はまた別の記事でしますね。

まとめ

  • 変形の法則を知る
  • 形で覚えるのは7個のメジャーコードだけ
  • いろんなコードを法則を使って変形させてみる
  • 形で覚えるのではなくどこがどう変化してるのかを覚える

ギターを始めたばかりの頃はコードの種類に驚くものです。
僕も同じで、こんなの覚え切れるわけがないと思っていました。

しかし法則を知り自分で組み立てていくうちに、頭ではなく指が勝手にコードを作ってくれるようになります。
そうなればコードチェンジもスムーズになり、ミスも減ります。

ぜひ活用してみて下さい。

他にもギターの悩みや相談があれば、ぜひお問い合わせやSNSからご連絡ください。
できるだけ皆さんの助けになれるよう、答えさせていただきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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