ギター初心者がするべき練習は3つだけ!プロが教える練習方法

ギターを買ったものの何から練習すればいいかわからないという方へ。

この記事では、初心者が最初にするべきおすすめの練習を3つ紹介しています。

ギター講師のボクが、実際のレッスン内容をもとに書きましたので参考にして下さい。

  • ギター初心者がするべき練習3つ
  • それぞれの練習方法

ギター初心者がするべき練習3選

ギター初心者がするべき3つの練習は「基礎練習」、「コード練習」、「曲の練習」です。

曲を弾きたい方がと多いと思いますが少し我慢して下さい。
最初に自分の弾きたい曲に手をつけて挫折してしまうのはよくあるパターンです。

RPGゲームのように地道にレベル上げをしていくことが、最終的な近道になることを覚えておきましょう。

「基礎練習」と「コード練習」は曲を演奏するための土台になります。
最初はこの二つを中心に練習しながら、取り組む曲の難易度を上げていって下さい。

ギター練習の王道 クロマチックスケール練習

基礎練習というのはギターを弾くための体作りです。

スポーツでいう体力作り、料理でいう包丁の使い方に似たイメージです。
ギターでも曲を弾く前に、まずはギターそのものに慣れる練習をしましょう。

基礎練習の中でも王道中の王道が「クロマチックスケール練習」です。

クロマチックスケール練習にはこんな効果があります。

  • 指が自由に動かせるようになる
  • 指が広がりやすくなる
  • 弦を押さえる力がつく
  • ピックのコントロールが上手くなる

どれもギターを演奏するために欠かせないものなのできっちりやっておきましょう。

練習方法はシンプル。
こちらのTAB譜をご覧ください。

  1. 左手は1234と順に押さえていく。
  2. 右手はダウン・アップと交互に弾く。

これを各弦で行います。

単音弾きでの練習になりますが、左手を自由に動かす力と右手のピッキングコントロールはコード弾きでも重要です。

左手

左手は1,2,3,4と順番に押さえていくだけですが、2つポイントがあります。

  • 指は一本ずつ1→人、2→中、3→薬、4→小指で押さえる。
  • できるだけ手自体は横に動かさず、指の動きだけで4フレットまで弾く

指の自由度や広がりを高める練習なので、指を動かすイメージを常に持っておきましょう。

右手

上から下に弾くのをダウン、下から上に弾くのをアップピッキングと呼びます。
このダウン・アップを交互に繰り返しましょう。
ダウン・アップを交互にするピッキングをオルタネイトピッキングといい、全てのフレーズの基本になります。

基礎練習は初心者だけでなくプロでも毎日やっています。
スポーツの準備運動のように、ギターを持ったらまずは基礎練習をする習慣をつけると上達が早いですよ。

コード

コードにもいろんな種類がありますが、まずは難易度が低く使用頻度の高い「オープンコード」を覚えましょう。

具体的には「C、D、Dm、E、Em、A、Am、G」の8個です。
ダイアグラムを載せておきます。

ダイアグラムの読み方がわからない方はこちらを参考にしてください。

ギター コード表(ダイアグラム)の見方 5ステップで簡単に解説

C,D,E,A,Gは何度も繰り返して、形を覚えるしかありませんが、Dm,E,AmはD,E,Aの変化形です。
どう変化しているかをセットで考えると覚えやすいですよ。

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簡単な曲

基礎練習やコード練習はとても大事ですが、これだけだと面白くありません。
地道な練習を繰り返しつつ、そのときの自分に合ったレベルの曲も練習しましょう。

初心者が最初に練習するならこの曲

初心者の方には「Stand By Me」がおすすめです。
世代問わず聴かれる名曲で、カポを2フレットにつければG、Em、C、Dの4つを順番に弾くだけで演奏できます。

バレーコード練習中という方はこの曲

バレーコードもなんとなく弾けるなら、あいみょんの「マリーゴールド」がおすすめです。
Fは出てきますがそれ以外はオープンコードばかりで、一曲通して同じコード進行が多いので覚えやすいですよ。

曲練習のポイント

曲を練習するときに覚えておいてのは、完璧を目指さないこと。

最初はストロークは1コードにつきダウンで一回ジャーンとするだけで十分です。
コードが綺麗にならないところがあっても大丈夫です。

なんとなくでも曲に合わせて弾くことを目指してください。

同じように何曲も練習するうちに「なんとなく」のレベルが上がっていきます。
一曲一曲完璧に仕上げるよりも、なんとなくで何曲も練習した方が上達が早いですよ。

まとめ

  • 初心者がするべき練習は「基礎練習」、「コード練習」、「曲練習」の3つ
  • 基礎練習は体作り。少しでいいのでできるだけ毎日やる。
  • コード練習は簡単で使用頻度の高いコードから
  • 曲練習は自分のレベルに合ったものを「なんとなく弾ける」を目指してたくさんする

一番大事なのは楽しく練習すること、楽しいと思える練習をすることです。
基礎練習はつまらないと思うこともあるかもしれませんが、この先弾きたい曲を弾くためと思えば楽しく練習できますよ。

他にもギターの悩みや相談があれば、ぜひお問い合わせやSNSからご連絡ください。
できるだけ皆さんの助けになれるよう、答えさせていただきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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