コードトーンに沿ったアドリブ、ソロが弾けないと悩んでいませんか?
ぼくも長いことできず、できても形をなぞってるだけ、困ったら結局ペンタトニックなんて状況でした。
そんな方におすすめしたいアプローチが「Intervallic Function」です。
Intervallic Functionについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
この記事ではIntervallic Functionの練習手順を、一つずつ詳しく書いています。
順番に丁寧にやっていけば確実に上達していくので、ぜひ最後までご覧ください。
コードトーンアプローチ Intervallic Function 練習方法3ステップ:基礎編
基本的な練習方法を3ステップで解説します。
基礎編ステップ1:コード進行に合わせてルートだけを追う
ここでの目的は、コードのルートを指板のどこでも弾けるようになることです。
まず何でもいいので、コード進行を決めてください。
ジャズスタンダード、ポップス、ロック何でも大丈夫です。
コード進行が決まったら、メトロノームも何もつけずにルートだけを追っていく練習をしましょう。
ここで大事なのが、次の音までにどれだけ時間をかけてもいいので間違えないようにすること。
絶対間違えないように、と思うと時間があっても緊張してなかなか難しいですよ。
もちろん6弦5弦だけでなく、4,3,2,1弦全て使ってくださいね。
順番はできるだけバラバラに、上昇下降、同一弦、違う弦などいろんなところ、順番で弾いてください。
もう何回繰り返しても余裕になったら、メトロノームか実際に曲を流します。
Tom Quayleの出しているアプリ「Solo」、もしくは「iReal Pro」が便利です。
iReal Pro | App Store
iReal Pro | Google Play Store
このステップが、全ての土台になるので念入りに何度も練習しましょう。
反射的に追えるくらいが理想です。
基礎編ステップ2: ルートと3度を追いかける
今度は3度の音を足します。
コードがメジャーかマイナーによって、M3とm3の2パターンがあるので注意してください。
基本的なやり方はステップ1と同じです。
- コード進行を決める
- メトロノームなしでルート→3度をなぞる
- メトロノームor曲を流してなぞる
上昇下降、できるだけランダムに弾いてくださいね。
ここでのポイントは、「1オクターブ内で音を探すこと」です
Intervallic Functionの利点は、一般的なコードトーンアプローチより、フレーズの繋げやすさ柔軟性があることです。
理由は、こういった大きな形ではなく、小さい視点で動いているから。
この利点を失わないために、1オクターブ内で音を探すことが重要になります。
1オクターブ以上で弾く場合、別の基準点が見えてるです。
基礎編ステップ3: 同様に5度、7度でも行う
3度を足したのと同じように、5度、7度も足していきます。
4音にするのが難しかったら「1→3→5」、「1→3→7」のように、それぞれ3音で練習してから4音に増やしましょう。
コードトーンアプローチ Intervallic Function 練習方法3ステップ:応用編
より実践的な練習です。
3つのステップに分けて解説します。
応用編ステップ1:度数の順番をランダムにする
基礎編で順番通りになぞれるようになったら、度数の並びをランダムにしていきます。
「1→5→3→7」や「3→1→5→7」といった感じです。
最終的にはコード毎に度数をランダムにしますが、今は1パターンを全てのコードに当てはめましょう。
ポイントは、最初の音が1(ルート)でなくても、常にルートの位置を確認してからその位置関係で他の度数を把握すること。
ルートからの位置関係で度数を探す、これがIntervallic Functionの基本であり全てです。
だからルートは反射的に追えるくらいまで練習する、といっていたんですね。
ランダムにする練習は、ぼくは最初は紙を使いました。
1,3,5,7と書いた4枚の紙を裏返してシャッフルし、出てきた順番で弾く、というアナログな練習です。
応用編ステップ2:コード毎に順番をランダムにする
先ほどと同じでランダムにコードトーンを追う練習ですが、今度はコード毎に順番を変えます。
この練習は紙では厳しいので「Solo」アプリを使ってください。
設定方法は以下の通りです。
↓
「FOUR CHORD TONES」までスクロール
↓
「Root, 3rd, 5th, 7th (Random Inversions)」を選択
これでコード毎にランダムになります。
応用編ステップ3:テンションノートを加える
ここまでで相当コードトーンは追えるようになったはずです。
最後にするのは、4和音にテンションを加えること。
どのコードに何のテンションが合うのかわからない、という方も大丈夫です。
Soloアプリなら9thやb13thなどコードにあったテンションを、自動で表示してくれます。
これができれば、あとはリズムに変化をつけたり次のコードへの繋ぎを意識したり、どんどん実践で慣れていきましょう。
Intervallic Functionでハイレベルなギタリストになろう
最近はモーダルなコード進行の曲が増えています。
シンプルなロックやポップスならペンタトニックだけでも乗り切れますが、こういった複雑なコード進行ではコードトーンのアプローチが欠かせません。
Intervallic Functionを身につけて、よりハイレベルなギタリストになりましょう。