私の大好きなギタリスト、Allen Hindsのバイオグラフィーをまとめています。
インタビュー動画や記事、オフィシャルページなどを参考にさせていただきました。
具体的なエピソードは、この動画で話していることが中心です。
Allen Hinds 概要
アメリカロサンゼルスに活動拠点を置くギタリスト、ミュージシャン、講師、作曲家。
Allen Hindsの出身
アメリカ、アラバマ州の都市オーバーン出身。
Allen Hindsの略歴
幼少期からの略歴をまとめました。
ギターとの出会い。最初はフレンチホルン奏者だった?
幼い頃からブルース、R&Bに触れる。
14歳のときはマーチングバンドでフレンチホルンを演奏していました。
しかしこれはクールじゃないと感じ、ギターに転向したそうです。
16歳で本格的にギターを始める
本格的にギターを始めたのは16歳の高校生のとき。
ローリング・ストーンズ、ビートルズ、レッドツェッペリン、スティーヴ・ウィンウッドなどイギリスの音楽からの影響が大きく
特にレッドツェッペリンからは早い頃から大きな影響を受けたと話しています。
実際ライブを見に行き、直接お話させて頂いたときもツェッペリンはよく聞くと言っていました。
高校卒業前、1972年頃はサザンロックにハマる。
1974年頃、高校を卒業してすぐにバンドを始める。
いろいろな大学に行き、演奏しながらお金を稼いでいたそうです。
この頃はパーティーや大学でカバー演奏するのが一つの仕事になってたと何かのインタビューで見かけました。
流行っていたアーティストの物真似が上手いと仕事が多かったらしい。
演奏していた曲はレッド・ツェッペリン、ビートルズ、スティーリー・ダンのメドレーなど。
「当時の曲はどれもギターソロが入ってたから、ギターのに練習には絶好の場だった」そうです。
このときすでに演奏のお金だけで生活できるだけのお金は稼いでいたとインタビューで話していました。
その中でジャズ、フュージョンからの影響も受けるようになる。
「スティーリー・ダンやチック・コリアの曲を耳でコピーすることはできたが、アイデア(理論)がどこからきてるのか理解できなかった」とのこと。
そこでバークリー(アメリカの名門音楽大学)に行こうと決意。
当時ジャズギタリストのパット・メセニーが講師を始めており、バークリーの人気が高まっていたようです。
バークリーへの進学。衝撃的な初授業
1978年バークリーに入学。
初めての授業で衝撃を受けた、こんなエピソードを話しています。
しかも聞かれた女の子はスッと答えてる。
その後もいろいろ質問が続いたが、アレンは何も分からず恥ずかしくて寮に戻った。
入学当初はこのような経験をしたものの、ダイアトニックといった基礎的なものからスケール、モードなど幅広く音楽理論を身につけていきました。
そしてバークリーで学んだのち、一度アラバマに帰る。
MIへの進学。ロベンフォードとの交流も
Guitar Player Magazineのコンテストで「ラリーカールトン賞」を獲得。
その奨学金で1985年にアメリカ、ロサンゼルスの音楽大学Musicians Institute
(当時の名前はGuitar Institute of Technology)に進学します。
当時28歳。
MIの学生だったときは、ロベンフォードともよく交流があったらしいです。
ブルースとジャズの融合、というスタイルに近いものを感じますよね。
1年間在籍し、卒業後もそのままLAに住み続けた。
転機は当てふり?その後のキャリア形成まで
MIを卒業したとき、アレン・ハインズは29歳。
仕事を探していたある日、ジョン・グーというトップミュージシャンからこんな電話があったそうです。
それは「100ドル払うからテレビに当てふり(ギターを弾いてるふり)で出演してくれないか」というものでした。
当てふりなんてバカにするな!と怒るのかな?、と思いましたが、実際は問題なく引き受けたそうです。
この仕事を受けたおかげで5ヶ月LAに滞在できるように。
その後別のバンドで演奏を始めるうちに、ヒロシマやロバータ・フラック、ランディ・クロフォードといった大物ミュージシャンとの仕事を得ていきました。
以降ザ・クルセイダーズ、ボビー・コールドウェルなどジャズやR&Bの著名人と共演、レコーディングに参加しています。
スタジオミュージシャンとしてのキャリアを重ねながらソロ作品もリリース。
これまでに5枚のアルバムを出しています。
Allen Hinds ディスコグラフィ
- Fact Of The Matter(2005)
- Beyond It All(2006)
- Falling Up(2008)
- Monkeys and Slides(2011)
- Fly South(2016)
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考: