その華麗なレガートで、多くのギタリストを魅了するTom Quayle。
ボクもTomの大ファンです。
そこで今回はTom Quayleのバイオグラフィーをまとめました。
インタビュー動画や、HPなどを参考にしています。
Tom Quayle 概要
イギリスのフュージョンギタリスト。
凄腕ギタリストを集めた教則サイトJTC、WamplerやIbanezからのシグネイチャー製品、デモ演奏、その他クリニックなど幅広く活動しています。
Tom Quayleのプロフィール・バイオグラフィー
生まれから、現在の活動までを時系順にまとめました。
出生、ギターを始めたのはいつ?
1980年、イギリスのブリストル生まれ。
父親はTommy Emmanuelのようなフィンガースタイルのギタリストだったそうです。
そのフィンガースタイルに影響され、15際でギターを始めます。
すぐにその魅力に取り込まれたそうです。
15歳というと意外と遅めですよね。
上手すぎるので、7,8歳くらいからやってるのかと思ってました。
最初はフュージョンではなくロック・メタル
当時の多くのギタリストと同じように、最初はメタリカやアイアンメイデンを弾いていたそうです。
その後スティーヴ・ヴァイ、ジョン・ペトルーシ、ブレット・ガースなどのプレイヤーに夢中になり、ロックテクニックを学びます。
さすがに最初から、今みたいなフュージョンスタイルにハマっていたわけではなかったんですね。
最初の師との出会い
より本格的にギターを学ぶため、レッスンを受講することに。
最初の師と出会い、ジャズを学びます。
この師からの影響で、チューニングを4thsチューニングに変更したそうです。
この頃からジャズ・フュージョンに大きな関心を持つようになりました。
リーズ音楽大学への入学
その後イギリスのウェスト・ヨークシャーリーズに位置する最大の音楽大学、Leeds College of Musicに入学します。
そして2002年に、ジャズパフォーマンスの学位を取得して卒業。
卒業後。苦難の時期
リーズ音楽大学を卒業したあとは、ジャズプレイヤーとして生計を立てようとしていたそうです。
しかしなかなかお金が稼げず、ヤマハの講師の仕事を始めます。
動画の投稿、YouTubeでの活動開始
この頃にmyspaceという、当時人気だったSNS型サイトに動画を投稿するようになりました。
ここで、多くのビュー数を得るようになります。
現在クリニックやシグネイチャーの開発など、よく活動を共にしてるMartin Millerと出会ったのもmyspaceだそうです。
その後2006年頃から、YouTubeにも動画を上げ始めます。
転機。Guitar IdolファイナリストとLicklibraryでの仕事
2008年にGuitar Idolというギターコンペに参加します。
今活躍するテクニカルギタリスト、Jack ThammaratやAndre NieriはGuitar Idol優勝者です。
優勝は逃したものの、ファイナリストまで残ります。
そのときの動画がありました。
今ほどの演奏は目立ちませんが、それでも上手すぎますね・・・。
すでに今のスタイルに近いものが見られます。
Guitar Idolでの演奏が転機となり、Licklibraryから仕事のオファーを受けます。
最近は更新されてないようですが、少し前まではLicklibraryでも頻繁にレッスン動画をあげていましたね。
シグネイチャー発売、クリニックなどの活動から現在まで
その後はシグネイチャーやクリニックなど活動の幅を広げていきます。
- 2013年にWamplerからのシグネイチャーペダル、「Dual Fusion」を発売。
- 2017 年初めには、ヴァージル・ドナティ、アレックス・アルジェント、マルコ・スフォーリ、アレサンドロ・ベンベヌッティと共に、高く評価されたアルバム「エルバ トライアングル」をリリース。
- 2018年にはIbanezからシグネイチャーギター、「TQM1」を発売。
TQM1弾いた事ないのですが、見た目もかっこいいしめっちゃ欲しいです。
その他Laney製品のデモ演奏や、Martin Millerとのクリニック、アプリ「Solo」の開発、自身のHPでのレッスンコンテンツ販売、YouTubeでの発信など多岐に渡り活躍中。
Tom Quayleのキャリアは、現代のギタリストの道標
こちらの動画で、自身のキャリアは「伝統的なギタリスト」のものではないと話しています。
伝統的なキャリアというと、バンドやソロアルバムなどが売れて有名になることでしょうか。
最近でこそインスタやYouTubeでの発信から有名になるギタリストもたくさんいますが、その中でもTom Quayleはいち早くこの道を辿ったギタリストだったんですね。
十分有名になったし、個人的にはオリジナルの曲もリリースしてほしいです。
これからそういう創作活動も増やしてくれるのを楽しみにしています。
参考:
Biography | Tom Quayleオフィシャルページ
The Captain Meets Martin Miller and Tom Quayle | YouTube