スケール練習方法 Formula

凄腕ギタリストのスケール練習方法・覚え方「Formula」を解説

  • 2021年8月11日
  • 2025年1月8日
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etc スケール練習方法 Formula
  • 複雑なスケール覚えても、なぞってるだけでかっこいいフレーズにならない。
  • 縦向きにばかり弾いてしまう。
  • 指頼りで、何度の音を弾いてるかわからない。

こんなお悩みありませんか?

ぼくも以前まで同じような悩みを抱えていました。
その理由は、こんな大きな形でスケールを覚えていたからです。

Cリディアンスケールダイアグラム
この記事ではこのような大きな形をボックスタイプと呼びます。

しかし今は全く違うアプローチを身につけ、以前よりもずっと自由に、たくさんのスケールを使いこなせるようになりました。

今回はそんな新しいスケールアプローチを解説します。

  • 新しいスケールアプローチFormulaとは
  • Formulaの考え方・アプローチ方法
  • Formulaとボックスタイプのメリット・デメリット比較

凄腕ギタリストのスケール練習方法「Formula」

ボックスタイプよりも、自由度が高い新しいスケールアプローチ、それが「Formula」です。

フュージョンギタリストの、Tom Quayleのアプローチとして知りました。

Tom Quayleはイギリスのフュージョンギタリスト。凄腕ギタリストを集めた教則サイト「JTC」などでも活躍しています。

最初に言っておくと、最近よくある「5分でできる方法!」みたいなお手軽なものではありません。

このような簡単な方法は、短期的な満足と長期的な不満を生むとTom Quayleも言ってます。

なので習得に時間がかかることを覚悟してください。
ぼくはある程度弾けるようになるまで、2ヶ月ほどかかりました。

しかし身につければ、とても自由で音楽的なアドリブができるようになりますよ。

  • ボックスタイプで練習してるが、アドリブに活かせない人
  • 時間がかかっても、ちゃんと身になる練習がしたい人
  • 運指に支配されず、自由にアドリブできるようになりたい人

Formulaは度数を重視するから自由で音楽的

その名の通り、スケールを構成度数・インターヴァルで覚えるアプローチです。

メジャースケールなら1,2,M3,4,5,6,M7
リディアンなら1,2,M3,#4,5,6,M7となります。

音名でも形でもなく、度数で覚えるのがFormulaです。
そして覚えた度数を、Intervallic Functionで弾いていきます。

Intervallic Functionはルートとの位置関係で度数を把握する、指板把握法です。
詳しくはこちらで解説しています。

Formulaとボックスタイプのメリット・デメリット比較

Formulaとボックスタイプのメリット・デメリットを表にまとめました。

Formulaとボックスタイプの比較

Formulaのデメリットとして、習得に時間がかかると書きました。
確かに最初は時間がかかります。

ですが自由なソロを弾けるようになるまでで考えると、ボックスタイプより早く音楽的なアドリブができると思います。
ボックスタイプは覚えてしまうのは簡単ですが、そこから抜け出すのにとても時間がかかるんですよね。

なのでぼくはボックスタイプより、Formulaをおすすめします。

Formulaは自由なアドリブに最も効果的な方法

  • Formulaとは、度数でスケールを覚えるアプローチ
  • 速弾きには不向き
  • 運指に支配されず、自由で音楽的なアドリブがしやすい
  • 習得まで時間はかかるが、それだけの価値がある

Formulaは確実に、もっと自由なアドリブの世界に連れていってくれるアプローチです。
さらにスケールの度数を把握することは、ソロだけでなくコードや他の理論にも使えます。

逆にいうとボックスタイプで練習していても、いずれは覚えなきゃいけないものです。
どうせ覚えるなら、最初からFormulaのアプローチを学んでおいた方が二度手間になりません。

時間をかけて身につける価値がありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

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