ギターレガートを鍛えるならTom QuayleのULPTKを使え

現代最高峰のレガートプレイヤー、Tom Quayleが販売する教材を知ってますか?

その名も「ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKIT」。

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKIT | Tom Quayle Official Page

Tom Quayleの大ファンであるボクが、今年の2月に購入し半年間使い倒してみました。

教材の内容やおすすめポイント、英語は必要なのか、実際に使った感想などまとめています。

レガートを鍛えたい、レガートを自分のメインの武器にしたいという方はぜひ最後までご覧ください。

  • ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITの概要、内容
  • おすすめポイント
  • 気になるところ
  • 実際に半年間使った結果

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITの概要・内容

教材の内容、値段、動画の長さなどのコンテンツ量をまとめました。

コンテンツ内容

コンセプトは、レッスンビデオというより筋トレのメニューのようなものです。

ひたすらに練習メニューが動画で流れ続け、それに合わせて自分も弾いていきます。
ビリーズブートキャンプみたいなイメージですね。

フレーズと、Tom Quayleの実演動画が流れていきます。

次の4つのメニューに分かれた、4本の動画で構成されています。

  • 16分
  • 3連(6連)
  • ペンタトニック(ワイドインターバル)
  • 跳ねた16分

それぞれ最初は簡単なフレーズで始まり、スケール、リックと発展していきます。

基本のレガートパターン、クロマチック、アルペジオ、ワイドストレッチなどのフレーズが満載です。

値段

アメリカドルで39$。

日本円にすると4,875円(8/24記事執筆時)です。

コンテンツ量

動画1本あたり、大体20分くらいです。
20分の動画×4種類ですね。

動画以外にも音声のみ、スタンダード・4thsチューニングのTAB譜、チュートリアルビデオが入っています。

チュートリアルビデオは練習時の注意点などと、指の使い方などレッスン的なことも少し解説されています。

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITの良い所・気になる所

ます気になったところからまとめました。

気になるところ

コンテンツの内容には満足していますが、動画の作りの甘さなどが少し気になりました。

4つに分けて説明します。

付属のTAB譜と動画の内容が違う

PDF形式のTAB譜と、動画内にもTAB譜が表示されます。

1.2箇所ですが、PDFの方には入ってるフレーズが動画で飛ばされていたりします。

練習用なのでリック集やレガートアプローチの解説はない

この教材のコンセプトが「練習ツール」なので仕方ありませんが、技術的なアドバイスはほぼありません。

鳴らし方や、指の動かし方などレッスン的な内容を求めるなら「Modern Legatoシリーズ」がおすすめです。
Tom Quayleのオフィシャルページから購入できます。

MODERN LEGATO PART 1 | Tom Quayle Official Page

動画でTom Quayleがミスってる

3連の動画で、同じフレーズを4回繰り返すメニューがあります。

それをTom Quayleが3回目でやめてしまって「あ、あと1回ある!」て感じで慌てて入ってくるシーンが・・・。

ボクは面白かったので全然いいのですが、日本人ならこれ撮り直してるだろうなとは思いました。

これだけ難しいメニューを一発録りしてるのがすごいんですけどね。

それ弾ける?みたいなフレーズがある

4thsチューニングなら弾きやすいけど、レギュラーチューニングだと結構厳しいフレーズがいくつかあります。

弾けないことはないです。
これも練習、と思えれば問題ないですね。

良いところ

おすすめできるポイントを5つに分けて解説します。

合わせて弾いてるだけで上達する

Tom Quayleの演奏に合わせて弾くだけで、レガートに必要な筋力・体力が身につくようになっています。

実際にTom Quayleが使ってるリックに触れられる

各動画の最後の方は、そのまま使えるリックに近いフレーズです。

実際にTom Quayleが弾いてるな〜、というフレーズもたくさんあります。

レガートのリズムバリエーションが鍛えられる

ロック系のレガートは3連6連など、3音で区切られるフレーズが多いです。
3ノートパーストリングスをもとにした、単純な形が多いからですね。

Tom QuayleやAllen Hinds、Allan Holdsworthのようなフュージョン系レガートはもっと細かくリズム、アクセントのコントロールが必要になります。

Tom Quayleも最初の頃は、フュージョンらしい滑らかなレガートができずに苦労した、と話していました。

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITではいろんなリズムのフレーズや、同じフレーズをリズムを変えて弾くメニューが登場します。

いろんなリズムパターンをレガートで練習できるので、自然と鍛えられますよ。

練習が楽しい

同じフレーズをひたすら速くしていくような、単純な基礎練習に比べて飽きません。

実演動画と合わせて弾くので、楽しく練習できます。

英語は分からなくても大丈夫

チュートリアルのビデオ以外、演奏動画と譜面しか登場しません。

なので英語はほぼ必要ないです。

半年間使い倒した感想

レガートを鍛えたいなら、間違いなく買いです。

リックなどのレッスンはYouTubeにもありますが、実践的な練習メニューをここまで詰め込んだ教材は他に知りません。
この練習メニューをやりこめば、自然とレガートに必要な能力が鍛えられます。

ボクは具体的に、次の2点が向上しました。

  1. 音がしっかり鳴るようになった
  2. リズムコントロールが上手くなった

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITをやってからは、レガートでもしっかりした音が出せるようになりました。

リズムに関しても、明らかにコントロールできるようになっています。

ボクはレガートが走りがちだったのですが、しっかりコントロールできるようになりました。

3連でも、16分でも自分の意識したところにアクセントをつけることができ、表現力も上がったのを実感しています。

ULTIMATE LEGATO PRACTICE TOOLKITは究極のレガート練習ツール

これからレガートを上達させたい人はもちろん、すでにレガート主体のスタイルの人にもおすすめです。
ボクはある程度レガート力が上がった今でも、毎日のウォーミングアップに使っています。

5,000円以下でこの内容は、レガートを少しでも使う人なら買って損はないでしょう。

ぜひレガート力強化に、使ってみてください。

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